NSKは、タイヤグリップロス状態検知機能を持った電動パワーステアリング(EPS)を開発しました。
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プレスリリース
2007年12月18日
日本精工株式会社 CSR本部 広報部
~ タイヤグリップロス状態検出機能を持ったEPSを開発し、車両安全走行に貢献 ~
NSKは、タイヤグリップロス状態検知機能を持った電動パワーステアリング(EPS)を開発しました。
本開発品はEPSの電子制御技術を活かし、タイヤのグリップ状態を検知します。タイヤの路面グリップが失われそうな状態になると、操舵トルクを補正することでドライバーに知らせ、グリップ状態での操作を促します。さらにグリップが失われたときには、グリップが回復するように操舵力を補正することで、ドライバーが正確なハンドル操作を行えるように支援します。これにより、特に滑りやすい路面での走行安定性を高めることに貢献し、また常にドライバーに安心感を与えます。
自動車用ステアリングは、ハンドルを切ることによってタイヤを曲げ車両の方向を変える役割を持ちます。同時に、走行中にタイヤと路面の間で発生する力を操舵トルクとしてドライバーに伝え、走行の安心感・安全性を高める役割を担っています。ドライバーは操舵トルクによってタイヤと路面の間で発生する力(グリップの状態)を常に感じ、また予測しています。
本EPSは、走行中常に操舵トルクによりドライバーにタイヤのグリップ状態を知らせ、ドライバーが正確なハンドル操作を行えるように安全な運転を支援し、安心感を与えます。
NSKは、今後もEPSに制振機能やタイヤグリップロス状態検出機能などの高機能を付加することで、ドライバーの安全性や快適性を向上していくとともに、燃費向上に適したEPSの普及に貢献してまいります。