Press Release

NSK標準在庫ボールねじ「コンパクトFA 搬送用シリーズ」を発売

~ コンパクトでフレキシブルな装置設計に貢献、短納期と低価格を実現 ~

NSK標準在庫ボールねじ「コンパクトFA 搬送用シリーズ」の販売を開始します。

NSKは、現在ご好評を頂いている標準在庫ボールねじ「コンパクトFA」に、新たに「コンパクトFA搬送用シリーズ」を開発し、ラインナップに加えました。

直行型ロボット、単軸アクチェータや各種搬送装置は、自動車、半導体、食品、医療等、幅広い産業の製造ラインで使用されています。これらの搬送装置ではボールねじが広く使われております。「コンパクトFA搬送用シリーズ」は、搬送装置に求められているコンパクトでフレキシブルな装置設計、高速・低騒音・低振動化に貢献するとともに、仕様の最適化と型番の集約化によって低価格と短納期を実現しました。

NSKは本開発品を2008年10月1日(水)~10月3日(金)にインテックス大阪にて開催される「第11回 関西機械要素技術展」、2008年10月30日(木)~11月4日(火)に東京ビッグサイトにて開催される「第24回 日本国際工作機械見本市 JIMTOF 2008」などに出展します。

>> イベント出展情報: JIMTOF 2008 第24回 日本国際工作機械見本市

>> イベント出展情報: M-Tech 第11回関西機械要素技術展

NSKは2009年1月から本開発品の販売を開始し、2011年に5億円の売上を目指します。

【製品の特長】

短納期
ボールねじ、専用サポートユニットを標準在庫とし、短納期に対応します。
コンパクトでフレキシブルな装置設計への対応
支持側軸受をねじ軸外径で支持することで、装置のフレキシブルなストローク設定が容易となりました。ボールねじのナット外径を10~30%小さくすることで、高さの低いコンパクトな装置設計が可能としました。
高速・静音
NSK独自の高速・静音技術の適用により、最大5,000min-1の高速回転と従来のチューブ式に比べ、騒音・振動の半減(6dBダウン)を実現しました。
用途に適した精度と価格
精度等級Ct7と、すきまの最小化(10μm以下)を設定しました。支持側軸端形状の簡素化と、型番の集約による量産効果と合わせて30%ダウンの価格を実現しました(「コンパクトFA」比)。

開発の背景

NSKは2003年に高速・静音タイプのボールねじを開発し、「BSSシリーズ」として商品化しました。その後、高速・静音タイプとして、標準在庫ボールねじ「コンパクトFAシリーズ」、小型旋盤用「BSLシリーズ」、高負荷用「HTF-SRCシリーズ」・「HTF-SRDシリーズ」を発売し、好評を博しております。

NSKは独自の高速・静音技術により、市場をリードする製品を提供してきました。その一環として、搬送用途に適した本シリーズを新たに開発し、市場に投入いたします。

NSKは多くの産業に向けて、今後も高速・静音技術を活かし、各市場に適したソリューションを提供してまいります。

開発の背景
コンパクトFA 搬送用シリーズ
特長:短納期