NSKは、従来に比べて、30~45%摩擦損失を低減した「ハイブリッドカー専用低トルク玉軸受」を開発しました。NSKは、燃費性能の高さや環境意識の高まりから需要が伸びているハイブリッドカー向けの本製品の拡販を図り、2013年に売上30億円以上を目指します。
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プレスリリース
2009年06月10日
日本精工株式会社 CSR本部 広報部
~ ハイブリッドカーのさらなる燃費改善に貢献 ~
NSKは、従来に比べて、30~45%摩擦損失を低減した「ハイブリッドカー専用低トルク玉軸受」を開発しました。NSKは、燃費性能の高さや環境意識の高まりから需要が伸びているハイブリッドカー向けの本製品の拡販を図り、2013年に売上30億円以上を目指します。
近年、エンジンとモータを効率良く組み合わせることで低燃費と低排出を実現したハイブリッドカーは、急速に需要が高まっております。新世代ハイブリッドカーの変速機(駆動部)に使われる軸受には、更なる燃費改善のため、損失トルク低減(低トルク化)のニーズが高まっています。
NSKは、ハイブリッドカーの燃費改善に大きく貢献する『ハイブリッドカー専用低トルク玉軸受』を開発しました。本軸受は、摩擦損失を30~45%程度低減することで、燃費効率改善に大きく貢献します。NSKは本製品をトヨタ自動車の新型「プリウス」への搭載を皮切りに、今後国内外の自動車メーカーのハイブリッドカーへの拡販を図ります。
従来、困難と思われていた玉軸受のさらなる損失トルク低減という課題に対して、本製品は、下記により弊社従来品に対して30~45%の大幅な低トルク化を達成しました。
NSKは、90年に渡って培われたNSKの4コアテクノロジー(トライボロジー、材料、解析、メカトロ技術)により、自動車の小型・軽量・低トルク化を実現し、自動車の燃費を向上する製品の開発を今後も進めてまいります。