Press Release

標準在庫ボールねじ「コンパクトFAシリーズ」にミニアチュア大リードボールねじを追加

~ 高速、静音、コンパクト化を実現し、標準在庫シリーズで短納期に貢献 ~

日本精工株式会社(本社:東京都品川区、代表者:取締役 代表執行役社長 大塚 紀男、以下NSK)は、NSK標準在庫ボールねじ「コンパクトFAシリーズ」において、軸径6mm、8mmの小型サイズを新たにラインナップし、2011年11月から販売を開始します。NSKは、2015年にコンパクトFAシリーズ全体で20億円の売上を目指します。

ミニアチュア大リードボールねじ

医療機器、小型アクチェータ、実装機(電子部品を基板に装着する装置)などの用途では、装置の小型化と共に、タクトタイム(工程作業時間)の短縮による生産性向上や精密な位置決めの要求が高まっています。

NSKは、ミニアチュアボールねじに市場で高い評価を頂いているエンドデフレクタ循環方式を採用することで、5000min-1の高速回転を可能とし、大リード化により最大1.25m/secの高速送りを可能としました。これにより、装置のタクトタイム短縮に貢献し、高精度な多点位置決めも可能となりました。

今回、以下の優れた特長を持ったミニアチュア大リードボールねじを、コンパクトFAシリーズのラインナップに追加し、更に専用のサポートユニットと併せて標準在庫化する事で、短納期に貢献します。

【製品の特長】

最小軸径と大リード仕様により高速送りを実現
エンドデフレクタ循環方式の高速・静音ボールねじで最小の軸径(φ6mm、φ8mm)と大リード(8mm、10mm、12mm、15mm)の組合せにより、最大5,000min-1の高速回転で業界最高の1.25m/sec*1の高速送りが可能となり、タクトタイムの短縮に貢献します。

*1 軸径8mm、リード15mmの場合

短納期
ボールねじ8種類、ミニアチュア専用のサポートユニット4種類を標準在庫化し、短納期のご要望にお応えします。

NSKは2003年に高速・静音タイプのボールねじを開発し、「BSSシリーズ」として商品化しました。この高速静音技術を駆使し、様々なアプリケーションに対応したシリーズを商品化し、市場をリードする製品を提供してきました。今回、高速静音ボールねじの標準在庫シリーズである「コンパクトFAシリーズ」に、ミニアチュア大リードボールねじを追加し、新たなニーズにお応えします。

NSKは多くの産業に向けて、今後も高速・静音技術を活かし、各市場に適したソリューションを提供してまいります。

市場要求に対応するボールねじの仕様
特長1. ねじ軸の小径化、大リード化
特長2. エンドデフレクタ循環方式の採用