日本精工株式会社(本社:東京都品川区、代表者:取締役 代表執行役社長 大塚 紀男、以下NSK)は、電動の射出成形機やプレス機用のボールねじサポート用の玉軸受において、従来品に比べ軸方向荷重の負荷能力を約1.5倍に高め、かつ寿命を約1.2倍に向上させたシリーズを2012年1月から市場へ投入します。NSKは本製品の売上げとして、2013年に3億円を目指します。
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プレスリリース
2011年10月06日
日本精工株式会社 CSR本部 広報部
~ 荷重負荷能力の向上と長寿命化を実現 ~
日本精工株式会社(本社:東京都品川区、代表者:取締役 代表執行役社長 大塚 紀男、以下NSK)は、電動の射出成形機やプレス機用のボールねじサポート用の玉軸受において、従来品に比べ軸方向荷重の負荷能力を約1.5倍に高め、かつ寿命を約1.2倍に向上させたシリーズを2012年1月から市場へ投入します。NSKは本製品の売上げとして、2013年に3億円を目指します。
自動車用の高精度プラスチック部品を加工する射出成形機やプレス機においては、省エネやオイルレス化のニーズの高まりをうけて、油圧から電動へ駆動方式の転換が進んでいます。NSKでは、電動化の普及に対応し、中・大型射出成形機やプレス機用として、高負荷容量かつ高速化した大型ボールねじ「HTF-SREシリーズ」を2010年10月に導入しました。これらの中・大型射出成形機やプレス機用に使われるボールねじ及びサポート軸受には、射出時およびプレス時に、瞬間的に非常に大きな荷重がかかるため、軸受は複数列で使用されています。
NSKは、今回ボールねじサポート軸受として荷重負荷能力を従来品比1.5倍以上に高めたシリーズを開発しました。本製品は、荷重負荷能力が向上したことにより、装置の小型化が可能となり、メンテナンスの負担も軽減されます。また、耐圧性能が上がることにより、生産効率を向上させる機械設計が可能となります。更に、定格荷重向上により長寿命となるため、大きな荷重が負荷される過酷な使用条件下における信頼性も向上します。
* 軸受使用個数削減例: 従来品4列(荷重負荷側3列)⇒新シリーズ3列(荷重負荷側2列))