NSKマイクロプレシジョン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 石井和男)は、2013年8月22日(木)に藤沢工場(神奈川県藤沢市)で、近隣の子どもとNSKグループの社員の子ども、及び父兄を招待し「夏休み子ども工場見学会」を実施しました。
地域の方々と相互の理解を深めることをめざし、今年で4回目の開催となる本イベントには、14名の小学生・中学生が参加し、実験教室や軸受の生産工場の見学ツアーを楽しみました。
実験教室では、摩擦(まさつ)の大小を体感する実験やクイズを通じて、身近に発生する摩擦の仕組みを子どもたちに理解してもらいました。子どもたちは、自動車や家電製品など日々の生活で触れる製品に数多くの軸受が使われ、軸受が回転をスムーズにすることで、省エネ性能や耐久性を向上させていることを学びました。
また工場ツアーでは、材料の熱処理や部品の加工工程を間近で眺め、最後に、防塵服を着てクリーンルームに入り、普段は見ることのできない精密軸受の組立・検査ラインを見学しました。また、その製造過程で排出された廃棄物の99%がリサイクルされるなど、資源が有効利用されていくことを学びました。
さらに、2011年のワールドヨーヨーコンテストのAP(Artistic Performance)部門の世界チャンピオン 長谷川貴彦氏をゲストに迎え、ヨーヨーに使われる軸受の摩擦を減らす効果を実感するとともに、ダイナミックなパフォーマンスを楽しみました。参加した子どもたちから、「家の中には、100個もの軸受があり、重要な部品なのだと知った。」「工場で精密な軸受がたくさん組み立てられる様子を見られて面白かった」「ヨーヨーのパフォーマンスが楽しかった、自分もヨーヨーを上手くできるようになりたい」などの感想が寄せられました。
NSKグループでは、子供達が「科学」に興味を持つきっかけとなるような体験型プログラムとして「子ども科学教室」などを開催しています。今後もこのような活動を通じて、次代を担う子供達に様々な教育・経験の機会を提供していきたいと考えています。