スマートフォンやタブレット端末の需要拡大に牽引された日本及び中国、台湾、韓国など東アジアにおける電子部品の急速な生産拡大に対応するため、設備増強や生産性向上および省スペース化が進められています。新興国では従業員が設備の操作に慣れていないケースも多いため、使い易さ・メンテナンスの手間削減が求められています。
こうした新たな市場ニーズにお応えするため、NSKは小型部品の搬送用としてメガトルクモータ に「PBシリーズ」を本年5月にラインアップし、使い易さとコンパクトさなどでご好評を頂いております。今回、「メガトルクモータ PBシリーズ」に高出力機種を追加ラインアップすることで、中型部品の搬送や搬送用回転テーブルの大型化が可能となり、新たにレーザーマーキング装置や太陽電池組立て装置などの省力機械、FA装置のニーズに対応します。
NSKは、2014年12月3日(水)~5日(金)まで、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される「セミコンジャパン2014」に本シリーズ製品を初出展し、更なるニーズを開拓します。
NSKは、メガトルクモータを世界初のダイレクトドライブモータとして1985年から量産を開始し、欧米・日本での高精度な半導体・液晶製造装置などの技術革新と共に進化を続けてきました。近年、LEDなど電子部品の製造が中国、台湾、韓国にて盛んになっており、多数のメガトルクモータをご採用頂いております。
NSKは、これら電子部品製造の一大集積地となりつつある東アジア地域および日本におけるマーケティング活動を強化し、お客様の声を商品企画にフィードバックさせてきました。これからも、市場ニーズへの対応をグローバルに進めてまいります。