日本精工株式会社(本社:東京都品川区、代表者:取締役 代表執行役社長 大塚 紀男、以下NSK)は、歯科治療ハンドピース用として「歯科エアタービン*用軸受シリーズ」を開発しました。本製品は、エア駆動による歯科治療ハンドピース用として、従来品の1.5倍の長寿命化と、10倍以上の耐食性を実現しました。NSKは、本製品の売上として2017年に年間10億円を目指します。
* 歯科エアタービン:エア駆動による高速回転で、歯を切削する歯科治療器具。
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プレスリリース
2015年03月27日
日本精工株式会社 広報部
~ 1.5倍の長寿命化、10倍の耐食性を実現 ~
日本精工株式会社(本社:東京都品川区、代表者:取締役 代表執行役社長 大塚 紀男、以下NSK)は、歯科治療ハンドピース用として「歯科エアタービン*用軸受シリーズ」を開発しました。本製品は、エア駆動による歯科治療ハンドピース用として、従来品の1.5倍の長寿命化と、10倍以上の耐食性を実現しました。NSKは、本製品の売上として2017年に年間10億円を目指します。
* 歯科エアタービン:エア駆動による高速回転で、歯を切削する歯科治療器具。
40万min-1にも達する回転を支える歯科治療エアタービン用軸受には、定期メンテナンスで軸受交換が必要になるため、軸受の長寿命化が求められています。また、治療終了後、洗浄用薬液や高圧・高温環境での滅菌処理など、苛酷な環境に晒されるため、高耐食性・耐久性も求められています。
本製品は、NSKのコア技術のひとつである『材料技術』を駆使して開発された高耐食材料に、高度な部品設計技術と加工技術を用いることで、従来比1.5倍の長寿命化を実現しました。また、市場で使われているエアタービンには、多種多様の寸法、形式、形状の軸受が使用されています。それらに対応するため、幅広い製品をシリーズ化しました。
今回、保持器の最適設計、部品加工精度の向上による振動レベル低減により、従来品比1.5倍の長寿命化を実現しました。またNSKが開発した長寿命高耐食ステンレス鋼の採用により、一般的に用いられているエアタービン用軸受材質比10倍の耐食性能も合わせもっています。