日本精工株式会社(本社:東京品川区、代表者:取締役 代表執行役社長 大塚紀男、以下NSK)は、2月11日(水・祝)に、科学技術館(東京都千代田区)で小学生を対象にした科学教室「見えないまさつを見てみよう!」を開催しました。
今年で8年目となる科学技術館でのNSKの科学教室は、子ども達にエンジニアの仕事を疑似体験してもらうことを通じて、科学の不思議を実感し、科学に興味を持ってもらうことを目指しています。今回は、2セッションを開催し、科学技術館のサイエンス友の会*会員の児童49名が参加しました。
本イベントでは、「鎌倉の大仏を動かすには、何人の子どもの力が必要か?」という問題を、子ども達がエンジニアになりきって解いていきました。重量120トンもの巨大な大仏を引っ張って動かすときに必要な力を計算するため、子ども達は、まさつが発生するメカニズムや「すべりまさつ」と「転がりまさつ」の違いなどを学び、ものの重さと、動かすための力の関係を解き明かしました。さらに、計算の結果を検証するため、大仏の代わりに大人を台に載せて引っ張る実験を行いました。
参加した子ども達からは、「大人を引っ張る実験が楽しかった」「まさつの仕組みを知ることができてよかった」「コロを使うと、小さな力で引っ張れることができておもしろかった」等の感想がきかれました。
* サイエンス友の会:科学技術館が開催している会員制の学習教室であり、「科学する心」を育て、「創る喜び」を体験していただくことを目的として、工作教室、実験教室、パソコン教室、自然観察教室をはじめとして施設見学会等、各種楽しい行事を実施しています。
NSKのCSRの考え方
ベアリング(軸受)をはじめとするNSKの製品は、自動車、家電製品、新幹線などの鉄道車両、鉄鋼設備、風力発電機、エレベータ、飛行機、人工衛星まで、幅広い機械の滑らかな作動を助けるといった特性によって、組み込まれる機械の信頼性や安全性、省エネルギーを支えています。
それら製品の供給、即ち本業のビジネスを通じ、円滑で安全な社会と地球環境の保全、さらに持続可能な社会の実現に貢献することを企業活動の基本としています。役員、従業員一人ひとりがNSKグループの役割をしっかりと認識し、お客様をはじめとするステークホルダーの視点に立ち、事業の発展と社会への貢献に誠実に取り組んでいくことで、NSKグループとしての企業価値向上と持続的成長をめざしていきます。
NSKの社会貢献活動
NSKは、「科学技術の振興」、「次世代の育成」、「地域との共存共栄」を社会貢献活動の重点分野と位置付け、研究機関への助成、奨学金の給付、インターン、軸受技術に関する講座の提供や、植林活動、海外の小学校に飲料水のろ過装置の設置などを実施しています。
NSKグループでは、次世代の育成に貢献していくため、今後も子ども達が「科学」に興味を持つきっかけとなるような体験型プログラムを開催し、このような活動を通じて、子どもたちに様々な教育・経験の機会を提供していきたいと考えています。
展示会概要
NSKについて
NSKは、国内初の軸受メーカーとして、100年近くの歴史を持ち、世界有数の軸受メーカーとして、世界中のお客様の多様なニーズに迅速かつ的確に応え、グローバルに産業の発展に貢献しています。Motion & Controlを事業基盤とし、軸受の他ステアリングなどの自動車部品や精機製品なども開発・提供しています。開発・設計、生産、販売、アフターサービスまで、世界31カ国に213カ所にネットワークを広げ、今後も 世界をリードする総合的な技術力・販売力・サービス力で、お客様にソリューションを提供してまいります。