日本精工株式会社(本社:東京都品川区、代表者:取締役 代表執行役社長 内山 俊弘、以下NSK)は、3月21日(月・祝)に、科学技術館(東京都千代田区)で小学生を対象にした科学教室「摩擦(まさつ)の世界をのぞいてみよう!」を開催しました。
今年で9年目となる科学技術館でのNSKの科学教室は、子ども達にエンジニアの仕事を疑似体験してもらうことを通じて、科学の不思議を実感し、科学に興味を持ってもらうことを目指しています。今回は、2セッションを開催し、科学技術館のサイエンス友の会*会員の児童37名が参加しました。
本イベントでは、「鎌倉の大仏を動かすには、何人の子どもの力が必要か?」という問題を、子ども達がエンジニアになりきって解いていきました。重量120トンもの巨大な大仏を引っ張って動かすときに必要な力を計算するため、子ども達は、最初にまさつが発生するメカニズムや「すべりまさつ」と「転がりまさつ」の違いなどを学びました。そして、各テーブルに配置したNSKのスタッフと子ども達が実験を行い、測定データから、ものの重さと動かすための力の関係を検討しました。さらに、計算の結果を検証するため、大仏の代わりに大人を台に載せて引っ張る実験も行いました。
参加した子ども達からは、「実験がおもしろかった」「まさつ力を計算して予想するのが楽しかった」等の感想がきかれました。
* サイエンス友の会:科学技術館が開催している会員制の学習教室であり、「科学する心」を育て、「創る喜び」を体験することを目的として、工作教室、実験教室、パソコン教室、自然観察教室をはじめとして施設見学会等、各種楽しい行事を実施しています。