Press Release

日本精工株式会社がWHILL, Inc.と資本提携

~次世代パーソナルモビリティの市場創造に向けて協業を推進~

ロゴ

日本精工株式会社(本社:東京都品川区、代表者:取締役 代表執行役社長 内山 俊弘、以下NSK)は、WHILL, Inc.(本社:米国カリフォルニア州、代表者:CEO:杉江理、以下、WHILL)と資本提携を行いましたので、お知らせします。

高齢化社会の急速な進展に伴い、介護福祉用途に加え、より自由で安全・快適な移動支援の手段としてパーソナルモビリティの需要増大が見込まれています。

このような中、WHILLは、年齢や身体的な状態に依らず、誰もが乗ってみたいと思える、モビリティ(移動手段)を実現したい、という企業理念のもと、新しいパーソナルモビリティの開発、市場創造に取り組んでいます。

NSKはWHILLの企業方針に賛同し、資本提携によってWHILLを支援することにしました。本提携により、NSKの要素部品技術やメカトロ技術と、WHILLのモビリティ開発技術を融合し、パーソナルモビリティの創出と普及に向けて、連携を図っていきます。その第一歩として、NSKはWHILLのパーソナルモビリティの特長である、軽快な動きを支えるオムニホイールに信頼性が高く、スムーズに回転する軸受(ベアリング)を提供していくと共に、ユーザーにとってより便利で魅力的な機能を、連携して実現していきます。

WHILL Model A / オムニホイール

本提携は、MOTION & CONTROL™を通じ、円滑で安全な社会への貢献を目指すNSKと、「すべての人の移動を楽しく、スマートに」をミッションに、デザイン・走破性に優れたパーソナルモビリティを展開するWHILLが、新しいパーソナルモビリティの創出とさらなる普及に向けて合意し、実現したものです。

日本精工株式会社について

NSKは、軸受(ベアリング)の開発・製造を1916年に日本で初めて成功させました。以来、ベアリングをはじめとして様々な革新的な技術・製品を生み出し、100年にわたってグローバルに産業の発展と環境の保全に貢献しています。

NSKでは、創立100周年を迎えるにあたり、10年後にありたい姿を「NSKビジョン2026~あたらしい動きをつくる。~」として策定しました。このビジョンには、単なる部品メーカーの視点に留まることなく、お客様の視点で、NSKの提供すべき技術や製品、機能やサービスを考え、革新的なアイデアを具現化し、社会に提案していきたいという思いが込められています。

現在、NSKは、世界有数のベアリングメーカーとして培ってきた自社の技術・製品をベースに、国内外の大学、地方自治体、ベンチャー企業など異業種、異分野が持つ独創的な技術やアイデア、などと組み合わせるオープンイノベーションによって新たなビジネスのシーズ(種)を探索しています。この一環で、今回10年後に大きく成長すると期待されるベンチャー企業WHILLとの連携を通じて、新しい市場の創造と発展に貢献するとともに、社内の組織活性化にも繋げていきます。

WHILL, Inc.について

WHILL, Inc.は、「すべての人の移動を楽しく、スマートに」をミッションに2012年に創業、パーソナルモビリティの開発・販売を行っています。2014年発表した1号機パーソナルモビリティ「WHILL Model A」は日本・米国で販売され、2015年度のグッドデザイン大賞など数多くのアワードを受賞しました。また米国市場向けに開発した「WHILL Model M」は、米国食品医薬品局(Food and Drug Administration)の認可を取得し、2016 年より販売を開始しています。現在 WHILL, Inc.の本社は米国カリフォルニア州サンカルロス市にあり、日本と台湾のオフィスと合わせて、約50名の社員が在籍しています。

WHILL, Inc.社ウェブサイト
https://whill.jp/

本件に関するお問い合わせ先

日本精工株式会社 CSR本部 広報部
TEL:03-3779-7053
ウェブ: フォームによるお問い合わせ
WHILL, Inc./WHILL株式会社
広報担当: 菅谷
TEL: 080-2584-1164
E-mail: sugaya@whill.jp