Press Release

欧州の工作機械展示会「EMO Hannover 2017」に出展

日本精工株式会社(本社:東京都品川区、代表者:取締役 代表執行役社長・CEO 内山 俊弘、以下NSK)は、2017年9月18日(月)~9月23日(土)にドイツのハノーバー国際見本市会場で開催される世界最大規模の工作機械展示会「EMO Hannover 2017」に出展します。

工作機械業界においても世界有数の部品メーカーであるNSKは、モノづくりをリードするドイツ及び欧州の工作機械メーカーの期待にお応えする最適な製品や技術を提供しています。

今回、「Precisely Forward - NSK Motion Solutions」を出展テーマに、NSKは設備の高効率化、安定稼動、高精度加工に貢献する最新の製品や技術を紹介します。インダストリー4.0の進展によって欧州の工作機械が急速に進化し市場が拡大する中、NSKは最新の技術や製品で、ソリューションを提供し、モノづくり革命に貢献していきます。

皆さまのご来場をお待ちしております。

背景:
昨年4月、日本とドイツが製造業におけるインダストリー4.0の分野での緊密な協力を行なうことが決定されました。インダストリー4.0は、ドイツ主導で進められており、IoTなど情報技術を駆使し、グローバル・バリューチェーンやフレキシブルな製造などで、多品種少ロットの安定生産やコスト低減など、モノづくりの革新を目指すものです。
ブースイメージ
ブースイメージ

主な出展物

(1) 高効率化
-サイクルタイム短縮
新製品:「欧州工作機械用高速静音ボールねじ」
本製品は、こま式ボールねじで業界最高水準の送り速度100m/min、低騒音で安定した作動特性を達成しました。
同時にハイリードのエンドデフレクター式ボールねじもシリーズ化し、共に高い負荷容量を実現してDIN寸法にも準拠しています。
欧州におけるインダストリー4.0の進展を支え、工作機械のさらなる効率化と安定した品質に貢献します。
新製品:「欧州工作機械用高速静音ボールねじ」
-作業の効率化
・新製品:工作機械用精密軸受の個体識別管理サービス
工作機械用精密軸受を対象に2次元コードを用いて軸受製品情報を電子データで提供する新しいサービスを開始します。お客様での生産・設計の効率向上支援及び模造品対策強化に貢献します。
新製品:工作機械用精密軸受の個体識別管理サービス
(2) 安定稼動
・Condition Monitoring System (CMS)
設備の状態を監視し、損傷状態の変化を診断できます。
予防保全を可能にし、機械の安定稼動に貢献します。
Condition Monitoring System (CMS)
NSK高負荷駆動用ボールねじ「S-HTFシリーズ」
新材料と熱処理技術の高度化により従来比寿命2.2倍、耐荷重 最大1.8倍以上の長寿命化と耐荷重性向上を達成しました。
電動射出成形機やサーボプレス機などのハイサイクル化と多様化に貢献します。
NSK高負荷駆動用ボールねじ「S-HTFシリーズ」
・「高防塵V1シール、V1アンダーシール付きローラガイド」
シール形状の改良や材料変更により、切屑やクーラントにより非常に厳しい環境下で使用されるローラガイド内部の良好な潤滑状態を維持し、工作機械の長寿命化(従来走行寿命2倍)を達成しました。
「高防塵V1シール,V1アンダーシール付きローラガイド」
(3) 高精度
工作機械主軸「新保持器SURSAVE™ 採用超高速アンギュラ玉軸受」
保持器に高機能材料と最適設計を適用し、高速回転時の非同期回転振れ(NRRO)半減、発熱量20%低減を達成しました。
加工面品位及び加工精度の向上に貢献します。
工作機械主軸「新保持器SURSAVE 採用超高速アンギュラ玉軸受」

出展概要

展示会名 EMO Hannover 2017
会場 ハノーバー国際見本市会場(ドイツ、ハノーバー市)
開催期間 2017年9月18日(月)~23日(土)
NSKブースNo. D12(ホール7)
公式サイト https://www.emo-hannover.de/home New Window