日本精工株式会社(本社:東京都品川区、代表者:取締役 代表執行役社長・CEO 内山 俊弘、以下NSK)は、自動車の変速機(トランスミッション:以下T/M)向けに、グローバルでの生産に適した「長寿命転がり軸受」を開発しました。本製品は、転がり軸受の小型・軽量化を可能にし、自動車の燃費・電費向上に貢献します。NSKは、本製品の売上として2023年に20億円を目指します。
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プレスリリース
2018年02月21日
日本精工株式会社 CSR本部 広報部
~グローバル生産対応型長寿命軸受~
日本精工株式会社(本社:東京都品川区、代表者:取締役 代表執行役社長・CEO 内山 俊弘、以下NSK)は、自動車の変速機(トランスミッション:以下T/M)向けに、グローバルでの生産に適した「長寿命転がり軸受」を開発しました。本製品は、転がり軸受の小型・軽量化を可能にし、自動車の燃費・電費向上に貢献します。NSKは、本製品の売上として2023年に20億円を目指します。
自動車の燃費・電費向上を目的とした、T/Mの小型・軽量化のため、T/M内で使用される転がり軸受にも同様に小型・軽量化が求められています。しかし、軸受を小さくすると、耐久性が低下し、損傷が生じやすくなります。最も多く見られる損傷形態は、潤滑油中に含まれる異物を噛み込むことによって形成された圧痕を起点としたはく離です。そのため、T/M用軸受の小型・軽量化を実現するには、圧痕起点型はく離に対する耐久性の向上が重要です。
NSKでは、これまでも圧痕起点型はく離対策仕様の軸受を開発してきました。しかし、これらの軸受は、長時間かつ特殊環境での熱処理技術やNSKオリジナル材を必要とします。そのため、海外でのT/M生産が増える中、長寿命転がり軸受の現地生産が困難であることが課題でした。
本製品は、グローバルでの生産が容易であると共に、軸受の小型・軽量化が可能であり、T/Mの燃費・電費向上と製造時における省エネルギーに貢献します。