日本精工株式会社(本社:東京都品川区、代表者:取締役 代表執行役社長・CEO 内山 俊弘、以下NSK)のボールねじ生産子会社である日本精工九州株式会社(所在地:福岡県うきは市、代表者:代表執行役社長小木曽 文雄、以下NSK九州) は、省エネルギーとCO2排出量低減を実現したことで一般財団法人ヒートポンプ・蓄熱センター(理事長:小宮山 宏)から表彰されました。
NSK九州で生産している精密ボールねじは、ミクロン単位での精度が求められるため、製品の精度を確保するには、工場内の温度管理が重要です。空調には従来、燃料を使用していましたが、省エネルギーとCO2の排出量低減を図るため、2016年11月と2017年12月に電気駆動の空冷ヒートポンプ*に切り替えました。これによって、消費エネルギーを45%削減し、燃料流出のリスクを低減しました。また、モジュール型の空冷ヒートポンプは、制御・操作性に優れ、故障時のリスクを分散できるため、生産の安定につながり、メンテナンスコストの削減を図ることができます。
*:空冷ヒートポンプ:空気中の熱を集めて利用する省エネ性に優れた熱源。
NSK九州は、今後も恵まれた自然環境にある福岡県うきは市において、省エネルギーとCO2排出量低減など環境保全に努めて事業活動を行い、よき企業市民として地域社会への貢献、環境との調和を推進していきます。
NSKグループは、安全、品質、コンプライアンス、環境を経営のコアバリューとして位置付け、製品の継続的改良とその供給を通じて地球環境に貢献しています。今後も、持続的かつ中長期的な成長を目指すことにより、皆様の期待に応える企業であり続けたいと考えています。