2024年11月19日

日本精工株式会社
コーポレート・コミュニケーション部

LGBTQへの取り組みを評価する「PRIDE指標」でゴールドを4年連続受賞   

 日本精工株式会社(本社:東京都品川区、代表者:取締役 代表執行役社長・CEO 市井 明俊、以下NSK)は、任意団体「work with Pride」が策定する、職場におけるセクシュアル・マイノリティ(以下、LGBTQ)への取り組みを評価する「PRIDE指標2024」においてゴールドを受賞しました。ゴールドの受賞は2021年から、4年連続受賞となります。

ストレッチャーの下部フレームに固定するアタッチメント

■経営層からのメッセージ:PRIDE指標2024ゴールド受賞にあたり、当社の想いをお伝えします。

 NSKは持続的に必要、信頼される企業として、多様な人材がのびのびと活躍できる社会に貢献していくことを目指します。性別、性自認・性的指向、年齢、国籍など多様な人材が集まることで得られる様々な知見が新しい発見や気付きとなり、新たな「動き」に繋がっていきます。そしてこれこそがNSKビジョン活動である「変わる 超える」への挑戦だと考えています。今後も社員一人ひとりが働きやすい環境づくりを目指し、多様性と受容性を併せ持つ組織となるよう、LGBTQに関する取り組みを続けてまいります。

取締役 代表執行役社長・CEO

市井 明俊

 

 2021年に初めてPRIDE指標ゴールドを受賞し、今年で4年連続となります。NSKでは、人材戦略のひとつである「多様な人材の活用」の推進に向け、LGBTQ等の性的マイノリティも安心して働ける職場環境を提供するための風土改革や環境整備を進めています。また、当事者の方々を理解し支援するアライ(ALLY)の輪も広がってきています。今後も多様な人材一人ひとりが個性を最大限に発揮し、さらには挑戦することで可能性を広げ、成長し続けられる職場に向けて着実に推進していきます。

執行役常務 人事総務本部長

岡 秀典

 

 NSKは社員一人ひとりの能力・特性を最大限に活かせる、働きがいのある職場環境づくりを進めています。中でも、目に見えにくい多様性への理解、共感を促進させるための一つの施策として、LGBTQを取り上げ、様々な取り組みを行っています。

 

■多様性を活かした企業風土をつくるための、LGBTQに関するNSKの取り組み

 NSKは、性自認・性的指向について、以下の考え方を明確にしています。

①   性自認・性的指向による差別を行わないと同時に、当事者の基本的人権を守ります

②   性自認・性的指向などを理解し、支援できるアライ(ALLY) *を増やします

③   性自認・性的指向に関わらず活躍できる職場環境、企業風土をつくります

* LGBTQの置かれた状況を理解し、自分ごととして行動できる支援者・仲間のこと

 

 この考え方にもとづき、NSKはLGBTQに関するセミナーや研修、相談窓口の設置、ALLYを増やす取り組み(ALLYステッカーの配布)を実施しています。2024年は、昨年度に続き、従業員だけでなく一般の方にも公開してLGBTQのアライ(理解者・支援者)をテーマに講演会を実施*1し、理解の輪を広げる取り組みを進めたことに加え、新たにALLYの見える化を目的とし、6月に「NSK ALLY週間*2」を設定しました。

*1参考リリース:LGBTQのアライをテーマに、一般の方も参加いただける講演会を開催 | 日本精工 (NSK)

*2 NSK ALLY週間:期間中に社員がNSKオリジナルALLYロゴ入りのステッカーやバッジを着用、今後も毎年6月に設定

 

 社内の制度としては、2019年にトランスジェンダー支援のためのガイドライン「トランスジェンダーも働きやすい環境づくりに向けたガイドライン」を発行し、2021年には同性パートナーも社員の家族として福利厚生の対象とする就業規則の改定を行っています。

 

ストレッチャーの下部フレームに固定するアタッチメント

NSKオリジナルALLYロゴ

「PRIDE指標」について

 LGBTQに対する企業などの取り組みの評価指標です。以下5つの項目でLGBTQへの施策を評価するもので、総合的に「ゴールド」、「シルバー」、「ブロンズ」の3段階で表彰されます。

1.      Policy(行動宣言)

2.      Representation(当事者コミュニティ)

3.      Inspiration(啓発活動)

4.      Development(人事制度、プログラム)、

5.      Engagement/Empowerment(社会貢献/渉外活動)

* PRIDE指標の詳細はこちらPRIDE指標とは - work with Pride より。

 

 

■NSKについて

NSKは、1916年に日本で最初の軸受(ベアリング)を生産して以来、100年以上にわたり軸受や自動車部品、精機製品などのさまざまな革新的な製品・技術を生み出し、世界の産業の発展を支えてきました。1960年代初頭から海外に進出し、現在では約30ヶ国に拠点を設け、軸受の分野で世界第3位、またボールねじ、電動パワーステアリングなどにおいても世界をリードしています。

企業理念として、MOTION & CONTROL™を通じて円滑で安全な社会に貢献し、地球環境の保全をめざすとともに、グローバルな活動によって、国を越えた人と人の結びつきを強めることを掲げています。2026年に向けてNSKビジョン2026「あたらしい動きをつくる。」を掲げ、世の中の期待に応える価値を協創し、社会への貢献と企業の発展の両立を目指していきます。