日本精工株式会社
コーポレート・コミュニケーション部
「世界一ひとにやさしい現場を創る」 建ロボテック株式会社に出資
日本精工株式会社(本社:東京都品川区、代表者:取締役 代表執行役社長・CEO 市井 明俊、以下NSK)は、「世界一ひとにやさしい現場を創る」をミッションに、建設現場の省力化・省人化を実現するロボットソリューションを提供する建ロボテック株式会社(本社:香川県三木町、代表者:代表取締役社長兼CEO 眞部 達也、以下、建ロボテック)へ出資しました。
NSKは、ロボット・医療・バイオの3分野でそのコア技術を活かした価値創出に挑戦しています。ロボット分野では「人と共存するロボット社会の実現」を目指し、ロボットの滑らかな全方向移動を実現する駆動ユニット「アクティブキャスタ」などの開発が進んでいます。この度の出資は、建ロボテックのミッションとその事業内容に共感すると共に、NSKの技術・製品との親和性にも着目して、実施したものです。
NSKは、本出資を通じての協業により、建設現場の現実についての知見を深め、深刻な社会問題となっている人手不足などの建設現場の課題解決にも貢献できるロボット関連技術の開発を推進していきます。
■建ロボテックについて
建ロボテックは、建設現場出身の創業者が2013年に設立した、特化型研究開発企業です。長年の建設現場研究より得た、知識・ノウハウを最大限活用することで、現場環境にフィットし、確実にワークする省力化・省人化ソリューションを提供しています。人とともに働く協働型ロボット「トモロボシリーズ」* や様々な企業への開発協力など、「生産性向上」と作業者の「安全確保と負担軽減」を実装力あるソリューションを通じて、建設産業の健全な進化・発展に貢献することを目指しています。
同社ウェブサイト: https://kenrobo-tech.com/
*トモロボシリーズ例: 鉄筋結束トモロボ
鉄筋交点を1つ1つ手作業で結束していく単純作業から職人を解放し、より高度な作業への注力を可能にするロボットです。
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(写真はいずれも建ロボテック提供)
■NSKについて
NSKは、1916年に日本で最初の軸受(ベアリング)を生産して以来、100年以上にわたり軸受や自動車部品、精機製品などのさまざまな革新的な製品・技術を生み出し、世界の産業の発展を支えてきました。1960年代初頭から海外に進出し、現在では約30ヶ国に拠点を設け、軸受の分野で世界第3位、またボールねじ、電動パワーステアリングなどにおいても世界をリードしています。
企業理念として、MOTION & CONTROL™を通じて円滑で安全な社会に貢献し、地球環境の保全をめざすとともに、グローバルな活動によって、国を越えた人と人の結びつきを強めることを掲げています。2026年に向けてNSKビジョン2026「あたらしい動きをつくる。」を掲げ、世の中の期待に応える価値を協創し、社会への貢献と企業の発展の両立を目指していきます。