NSKビジョン2026 NSKビジョン2026

NSK Vision 2026

NSKビジョン2026
NSK Vision 2026

当社の企業理念を実現するために、創立100周年から10年後の2026年を一つの目安として、
NSKグループが、どのような会社を目指していくのか。その想いをまとめたものが
「NSKビジョン2026」です。
このビジョンは、世界中の社員の声やお客様からのご意見などをもとに、策定しました。
これらのビジョンのもと、自動車事業、産業機械事業など、
さまざまな事業領域であたらしい動きをつくりだす仲間を求めています。
企業理念
NSKは、MOTION & CONTROL™を通じ、円滑で安全な社会に貢献し、
地球環境の保全をめざすとともに、グローバルな活動によって、
国を越えた人と人の結びつきを強めます。

事業の強み
Our Business Strengths

多角化
NSKは1916年、日本で初めて軸受(ベアリング)の生産を開始して以来、独自の技術をもつリーディングカンパニーとして、常に研究開発に力を注いできました。その結果、国内のみならず、グローバルでも高いシェアを誇るベアリング以外にも、ボールねじやNSKリニアガイド™など、幅広く製品展開しています。そのため、ものづくりに関わる多様な製品が提供可能であり、製品の裾野が広いことから、安定した経営構造となっています。また、持続可能な社会に向けて、NSKの持つ技術的な強みを活かしながら、新技術および新製品の開発を進め、新しい価値の提案に取り組んでいます。
企業風土
NSKは「独立系」の部品メーカーです。だからこそ、独自の戦略で様々な分野へ製品・事業を展開しています。航空機や工作機械などの大型機械から、パソコンやスマートフォンなど身近なものまで、世界中のお客様にNSKの製品を供給することができます。その基盤は、圧倒的な技術力と優秀な人材に他なりません。独自の技術と「変わる、超える」というチャレンジスピリットにあふれた社員の存在が、高精度・高品質のNSKブランドを実現させています。これからもNSKは必要、信頼される企業であるために、活動の視野を広げ、高い目標の達成に向けてステップアップしていきます。
海外戦略
NSKは、日本の製造業としては早くから海外展開を進めてきました。1948年から始まった海外輸出に続き、1970年代にはブラジル、米国、イギリスなどで海外生産を開始し、現地生産品による海外事業の基礎としました。1980年代以降は、電気や自動車を中心に日本のお客様の海外進出に伴って生産品目を拡大するとともに、1990年代に入り新興国の経済発展を背景に、中国、インドネシア、タイ、インドなどに生産拠点を設立しました。さらに、グローバルでダイナミックに変化する事業環境に迅速かつ柔軟に対応するため、日本の技術開発センターを核として、米国、ドイツ、タイ、中国などに技術拠点を設置しています。こうした先進的な海外戦略が、NSKの強さの秘訣です。

4コアテクノロジー
+1
Four Core Technologies plus One

NSKは、企業理念に定める「円滑で安全な社会と地球環境の保全」を実現するため、
常に新技術の追求と品質向上に力を注いできました。
軸受、自動車部品、精機製品の各製品分野において世界をリードするNSK。
その技術を支える基盤となっているのが、「トライボロジー(摩擦制御技術)」、
「材料技術」、「解析技術」、「メカトロ技術」の4つのコアテクノロジーです。
そして、もう一つの重要な技術でNSKの強みとしているものが、
コアテクノロジーを形にする「生産技術」です。
4コアテクノロジーと生産技術を加えた4コアテクノロジープラスワンで生み出された技術や製品は、
世界の産業の発展と、人々の豊かな生活に貢献しています。
トライボロジー
「摩擦」を理解しコントロールする。
トライボロジーは、運動しながら接する物質の間で起こる摩擦・摩耗を潤滑や材料表面で制御する、NSKの基盤技術の一つです。回転・往復運動時に極薄い油膜を介して伝わる大きな力を、独自に開発した潤滑剤や表面被膜・形状で最適にコントロールし、高速性・静音性・耐久性などの性能を極限まで高めます。
軸受の玉周辺の摩擦
軸受の玉周辺の摩擦
材料技術
「性能」の耐久性、信頼性の徹底追求
製品の性能を左右する技術として、その「材料」の研究・開発に終わりはありません。材料組成や熱処理条件を最適化した金属材料や高分子材料、セラミックスを活用する技術など、機能向上・耐久性・信頼性という常に進化を続ける要求に応えながら、コストと生産性の両立も追求しています。
耐久試験機群
耐久試験機群
解析技術
現象をサイバー空間上に再現、性能を予測。
高い精度や耐久性の実現には、培ってきた知見はもちろん最新のシミュレーション技術により、製品の性能をバーチャルに試験・評価することが重要です。NSKの高度な解析技術は、実物での試験が難しい極限状況での性能評価を可能とし、最適設計や製品開発のスピードアップを実現しています。
自動車部品のシミュレーション例
自動車部品のシミュレーション例
メカトロ技術
技術が「人」をサポートし、便利で安全で快適な未来を
メカトロ技術は、軸受やボールねじ、リニアガイドなどの機械要素技術と、モーター、センサー、コンピューターを組み合わせメカの良さをコンピューター制御でより引き出す技術です。自動車やバイオ医療をはじめとした様々な産業機械に新たな機能・性能を付加するとともに、信頼性の向上、そして暮らしの利便性・安全性に貢献しています。
鉄道用 動揺防止アクチュエータ
鉄道用 動揺防止アクチュエータ
生産技術
「4コアテクノロジー」を形にする。
4コアテクノロジーによる環境貢献、安全・安心を向上させる為には、それを形にする必要があります。また、高品質な製品を安定して生産することが必要です。NSKは、設備の知能化やIoT活用、生産システム全体の最適化に取り組み、省スペース、省エネルギー、省人化を高レベルで行うスマートファクトリー化を実現しています。
韓国 天安工場
韓国 天安工場

会社概要
Company Info

会社名
日本精工株式会社(にっぽんせいこう)  
英文名 NSK Ltd.
創立
1916年11月8日 (大正5年)
資本金
672億円 (2024年3月31日現在)
本社
〒141-8560 東京都品川区大崎1-6-3 (日精ビル)
Google Maps
電話
03-3779-7111 (代表)※お問い合わせは 各種お問い合わせ窓口 にて承っております
代表者
取締役 代表執行役社長・CEO 市井 明俊
従業員数(連結)
25,632人(2024年3月31日現在)
売上高(連結)
7,889億円(2024年3月期)
アクセスマップ
交通 周辺 印刷用[PDF]
主な事業内容
産業機械事業(一般産業向けの軸受、精密機器関連製品の製造販売)、自動車事業(自動車及び自動車部品メーカー向けの軸受、自動変速機部品及びステアリング等の製造販売)等