日本精工株式会社(本社:東京都品川区、代表者:取締役 代表執行役社長 内山 俊弘、以下NSK)は、「一般産業機械向けインバータモータ用絶縁軸受」を開発しました。本製品は、省エネルギー化のためインバータモータの採用拡大に対応し、ポンプ、圧縮機およびファンなどに使用される一般産業機械向けインバータモータ用として、最適な性能を有しています。
NSKは、インバータモータ採用の課題となっていた軸受の絶縁性能を高め、本製品の売上として2020年に年間10億円を目指します。
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プレスリリース
2016年03月31日
日本精工株式会社 広報部
~省エネルギー化に貢献~
日本精工株式会社(本社:東京都品川区、代表者:取締役 代表執行役社長 内山 俊弘、以下NSK)は、「一般産業機械向けインバータモータ用絶縁軸受」を開発しました。本製品は、省エネルギー化のためインバータモータの採用拡大に対応し、ポンプ、圧縮機およびファンなどに使用される一般産業機械向けインバータモータ用として、最適な性能を有しています。
NSKは、インバータモータ採用の課題となっていた軸受の絶縁性能を高め、本製品の売上として2020年に年間10億円を目指します。
一般産業機械モータでは、高効率化のためインバータ制御の採用が拡大しています。これに伴い、軸受に電食*と呼ばれる損傷が発生するケースが見受けられます。
電食対策としては、電流を通さないセラミックボールを使用した軸受の採用がありますが、生産性が課題となっていました。また、モータに絶縁ハウジングを設ける方法もありますが、専用部品と特殊な組立工程が必要でした。そこで、NSKは、生産性が高く、標準品と互換性がある新たな絶縁軸受を開発しました。
*電食:回転中の軸受の軌道輪と転動体との接触部分に電流が流れた場合、薄い潤滑油膜を通してスパークが発生し、その表面が局部的に溶融し凹凸となる現象。
一般産業機械モータの信頼性を向上させ、インバータモータの採用拡大に貢献します。