日本精工株式会社(以下、NSK)とティッセンクルップ(正式社名:thyssenkrupp AG、本社:ドイツ ノルトライン=ヴェストファーレン州エッセン市、代表者: Executive Board・CEO Martina Merz、以下thyssenkrupp)は、NSKのステアリング事業とthyssenkruppのオートモーティブ事業の合弁会社設立に関する基本合意書を締結しましたので、お知らせいたします。
両社のステアリング事業は、製品タイプ、顧客、地域の補完性が高く、多くのシナジーが見込まれます。また、両社の技術力を合わせることで、お客様の幅広く高い技術ニーズに応えることができ、グローバル市場におけるリーディング・サプライヤーとして長期にわたって貢献していけるものと期待しています。
thyssenkrupp CEOのMartina Merzは「当社は全ての事業でグローバルTOP3のポジションを築き上げるという明確な目標を持っており、技術及び戦略的な観点から積極的なパートナーシップの活用も行いながら、目標を成し遂げたいと考えています。当社は既に自動車業界で一定の地位を確立していますが、特にグローバル市場で成功していくためにはスケールエコノミクスが重要であり、NSKという高い技術力を持つ強力なパートナーと協働していくことで、更なる事業の強化とプレゼンス向上を目指していきます。」と述べています。
一方、NSKの取締役 代表執行役副社長・CFOの 野上宰門は「thyssenkruppとNSKはお客様を第一に考える企業文化を共通認識として持っています。この合弁会社を通じて、より付加価値の高い製品・サービスを世界中のお客様に提供できるようになることで、お客様にとってのメリットも大きいものと確信しています。」と述べています。
今後、両社で詳細を協議し、2022年度中に最終契約を締結することを目指します。

右:NSK取締役 代表執行役副社長・CFO、野上宰門