まもなく新リーグ開幕!ソフトボールの世界最高峰の舞台「JDリーグ」で戦うブレイブベアリーズ
今春から女子ソフトボールの新リーグ「ジャパン・ダイヤモンド・ソフトボールリーグ」(JDリーグ)が開幕します。新体制で戦い抜く日本精工女子ソフトボール部 ブレイブベアリーズの新監督と新キャプテンに話を聞きました。
プロフィール
森澤 隆行(写真左)
日本精工女子ソフトボール部 監督
男子リーグで主に捕手としてプレーし、日本リーグ優勝など数多く「日本一」を経験。監督としても、実業団や高校での指導実績あり。座右の銘は「遊び心を持つ」。
松尾 ほの華(写真右)
日本精工女子ソフトボール部 キャプテン
石部工場 品質保証課
2019年入社。ポジションは内野手。大阪府出身でお笑い好き。JDリーグの記者会見では、新リーグ開幕を盛り上げるため、「ミルクガール」として漫才を披露。
新監督が就任
日本精工女子ソフトボール部 ブレイブベアリーズは、2022シーズンから、新監督として森澤隆行を迎え、新リーグに挑みます。
森澤 今年の1月からブレイブベアリーズの一員となり、春季合宿で選手たちを見てきました。ブレイブべアリーズには、「上手くなりたい」「チームで勝ちたい」と、純粋にソフトボールに向き合う選手が多く、それはチームの強みでもあります。一人ひとりが成長しないとチームは強くなりません。ただ、私が言っていることをやっているだけでは楽しくないと思いますし、モチベーションも上がらないと思いますので、個人の考えや良さをもっと出せるように監督として努めていきます。そういう意味でも、2022シーズンのキャプテンや副キャプテンを選手たちに自ら選んでもらいました。選手がチームを作ると考えていますので、主体性を持って良いチームを築き上げていってほしいと思います。「遊び心を持つ」姿勢を大切に、前向きに楽しみながら、選手それぞれのソフトボール人生が充実するようにサポートしていきたいと思います。
プレーを通して、勇気や感動、ソフトボールの魅力を伝える
松尾 2022シーズンのチームテーマは、「滋賀から全国へ ~勇気・感動を~」に決定しました。私たちは、会社や地域の方のご支援、ご理解がないとチームとして成り立つことはできません。また、ファンや友人、そして家族の応援によって頑張ることができています。そこで、支えてくださる皆様に感謝の気持ちを忘れず、滋賀県を代表するチームを目指すという意味を込めました。また、オリンピックにより今まで以上にソフトボールへの注目が高まり、盛り上がりました。私たちも試合を見て感動をもらいました。次は私たちがその立場になり、ソフトボールの魅力の発信やプレーを通じて、勇気や感動を与えていけるように頑張っていきたいと思います。オリンピックで盛り上がった熱は冷めさせないという強い想いも込めています。
ソフトボールはよく野球と比較されがちですが、野球よりもフィールドが狭いため、距離が近く、瞬きする間もなくプレーが展開されるくらいのスピード感が魅力の一つです。また、パワーのある人、足の速い人など、一人ひとりの個性が十分に活かされるのも魅力だと思います。そのため、下位のチームが上位のチームに勝つことも珍しくはありません。試合が終わるまで何が起こるか分からないところがまた面白いです。「やっぱりソフトボールって面白いな」「ソフトボールしている人ってカッコいいな」「自分もソフトボール選手になりたいな」と思ってくれる人を増やしていけるように、まずは私たちが一生懸命ソフトボールを楽しみます!
自律したチーム、地域に愛されるチームを目指して
森澤 監督として、「自律したチーム」を作るのが理想です。選手一人ひとりが自ら考え、行動ができるようなチームを目指します。ソフトボールの土壌的に指導者に方向性や答えを求める傾向があるように感じており、トライしてみないと失敗も成功も分からないので、失敗を恐れずに選手が自主性を持って考え、いろいろなことにトライするチームにしたいと思います。日々の練習についても、将来的には、選手が今の自分たちの状況を考えて、こんなことができればと提案できるようになればいいですね。
また、チームテーマにもありますが、地域貢献にも力を入れていきたいと思います。ソフトボールに限りませんが、スポーツは幼少期の影響が大きく、小中高校生向けにソフトボールの指導をする短期講習などを通してジュニア世代の育成にも貢献していきたいです。残念ながら、現在、滋賀県は全国的に見てもソフトボールは盛んではない地域なので、活性化をして地元を盛り上げ、さらには地域の方から愛されるチームに成長していきたいと思います。
29試合ある2022シーズンの目標は、2ケタ勝利です。冷静に自分たちの持っている力を分析して、その上でどのように勝ちにつなげていくのかを一人ひとりが考えて、みんなで強いチームを作り上げていくことに取り組んでいます。そして数年後には決勝トーナメントで戦えるようなチームに成長できるよう基盤を固めていきたいと思います。JDリーグは、日本のソフトボールのピラミッドの頂点であり、そしてそれは世界トップレベルということです。それに見合った環境づくりができるように、取り組んでいきます。
松尾 支えてくださる方々への感謝の気持ちを忘れず、期待に応えられるよう新リーグでも一生懸命戦い抜きます。今後も変わらぬご声援をよろしくお願いいたします。この記事が目に留まったことがきっかけで私たちのことを知ってくださった皆様もぜひ応援してください!よろしくお願いいたします。
ソフトボールの新リーグ「JDリーグ」とは?
「ジャパン・ダイヤモンド・ソフトボールリーグ」(JDリーグ)のミッションは、「ソフトボールで社会に笑顔を」。レギュラーシーズンは、16チームを東地区・西地区に分け、1チームにつき21試合を実施。また東地区チーム対西地区チームによる交流戦シリーズを1チームにつき8試合実施。年間29試合を開催。レギュラーシーズンの順位は「勝率」によって決定する。
レギュラーシーズンの全日程が終了した時点で各地区の上位チームがポストシーズンに進出する。日本精工ブレイブベアリーズは、本拠地が滋賀県湖南市のため西地区に所属する。
日本精工女子ソフトボール部 ブレイブベアリーズとは?
1972年に創立され、滋賀県湖南市石部が丘に拠点を持つ。チームスローガンは、「Teamwork in Motion」。チームのマスコットキャラクター「ベアリー」は、滋賀県湖南市が定める市の鳥であるうぐいすをモチーフにしたもの。ユニフォームには、日本精工(NSK)の主力製品であるベアリングがあしらわれている。
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