風力発電機
地球温暖化の原因となる炭酸ガスを発生させないクリーンエネルギソースとして、風力発電は世界各国で急速に普及しています。
大型風力発電機(風車)は巨大機械であり、現在、数多く建設されている2MWクラスの風車では、ブレードの長さが約40m、回転軸の高さが60~100m、総重量は200t以上にもなります。このため、風車で使用される軸受も必然的に大形になり、内径で100mm~700mm、機種によっては2m近いものも要求されます。このような大形の軸受を安定的に市場に供給できる軸受メーカーは、世界的に見てもNSKを含めて6社しかありません。風力発電機産業は今やグローバルに展開されている産業であるため、軸受を製造できるのはもちろんのこと、世界の主要拠点で営業活動・技術サービスを行えることも重要な要件になります。
NSKは1990年代後半から、当時市場を独占していた欧州風車産業向けに参入を開始し、現在では、米国、中国、インドなどへも軸受を供給しています。NSK軸受は風力発電機市場において完全に認知されており、現在、世界トップ10の風車メーカーのうち、9社までにNSKの軸受が採用され、地球環境保護に貢献しています。
NSKの実績・革新的技術
風力発電機用軸受には高い信頼性が求められます。これは、風車が20年間稼動することを前提として設計されることもありますが、トラブル発生時の部品交換が容易でないためです。(軸受は地上数十メートルもしくは百メートルを超える高所で使用されます。)
NSKはこれらの全てについて、軸受業界のトップクラスの実力を備えています。また、これらを常に進化させ続けることによって、市場の期待に応えています。
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