ハブユニット軸受

概要

ハブユニット軸受

軽量化・低燃費化・モジュール化等、ハブユニット軸受に求められる機能はますます厳しくなっています。さらに制動時の操安性を確保するためのABSの普及に伴い、センサ内蔵ハブユニット軸受のニーズも高まっています。NSKは軸受トップメーカーならではの最新テクノロジーと、台上試験を始めとするさまざまな試験を繰り返すことにより、小型・軽量でユニット化された、高品質なABS用センサ内蔵ハブユニット軸受を提供しています。

  

特徴

単列軸受の2個使い

 

  

単列軸受の2個使い

作用点間距離が長い(従動輪の場合)

  • 予圧の設定が難しい。
  • 組み付け工程が複雑。
  • グリース封入が必要。

 

     

HUB 1

 

   HUB I

単列軸受の2個使い

作用点間距離が長い(従動輪の場合)

  • 予圧の設定が難しい。
  • 組み付け工程が複雑。
  • グリース封入が必要。
     

     

HUB 2

    

HUB II

HUB Iに対して

  • 適正予圧管理が可能。
  • 組み付け性が良い。
  • ナックルへの圧入が不要。
  • センサロータの取り付け可能。(外輪回転の場合)

     

HUB 3

    

HUB III

HUB IIに対して

  • 最適予圧設定済み。(従動輪の場合)
  • 組み付け性が良い。
  • 高剛性。
  • ABSセンサ内蔵が容易。

製品一覧

電動車向け低フリクションHUBユニット軸受

軸受内部グリースの改良を行い、信頼性を維持しつつフリクションを減らした電動車向け低フリクションハブユニットを開発しました。フリクション低減により自動車の燃費や電気自動車の航続距離延長に貢献します。

環状パッシブセンサ内蔵ハブユニット軸受

加締められた軸端と、センサカバーとの間にあるラジアル空間に環状センサを配置しました。

特長

  • ベアリング内部空間利用による小型化。
  • センサ部の密封化による信頼性の向上。
  • 高出力センサ内蔵。
  • 軸受の弾性変位によるセンサ出力変動が少ない。
列間センサ内蔵ハブユニット軸受

ABS用回転検出センサを、エアギャップの変動が小さい転動体列間に配置しました。

特長

  • ベアリング内部空間利用による小型化。
  • センサ部の密封化による信頼性の向上。
  • 駆動輪タイプでセンサ内蔵可能。
  • 高モーメント荷重下で安定したセンシング。
多極磁石エンコーダ内蔵ハブユニット軸受

ABSに使用する アクティブセンサ用多極磁石エンコーダをハブユニットに装着させました。

特長

  • センサロータ(エンコーダ)を内蔵。
  • アクティブセンサ対応。
  • 高出力エンコーダの採用。
  • 低速回転でも安定したセンサ出力。
  • シールとの一体タイプもラインナップ
エンドキャップタイプアクティブセンサ内蔵ハブユニット軸受

ABS用回転検出アクティブセンサを軸受と一体化させました。

特長

  • センサとセンサロータ(エンコーダ)を内蔵。
  • アクティブセンサの採用による小型化及び軽量化。
  • 低速回転でも安定したセンサ出力。
複列アンギュラ玉軸受

高密封シールを内蔵した複列アンギュラ玉軸受。予圧荷重設定が容易です。

複列円すいころ軸受

高密封シールを内蔵した複列円すいころ軸受。玉軸受タイプより重量車両に最適です。

外輪フランジ付き複列アンギュラ玉軸受(外輪回転)

軸受外輪とホイールを取り付けるハブを一体にした外輪回転タイプハブユニット軸受です。

外輪フランジ付き複列アンギュラ玉軸受(内輪回転)

軸受外輪とナックルへの取り付けフランジを一体にした内輪回転タイプハブユニット軸受です。

外輪フランジ付き円すいころ軸受(内輪回転)

軸受外輪とナックルへの取り付けフランジを一体にした内輪回転タイプハブユニット軸受。円すいころの使用により重量車両に最適です。

内・外輪フランジ付き複列アンギュラ玉軸受(駆動輪用)

単列軸受の2個使いに対して軸受内輪とホイールを取り付けるハブ、外輪とナックルへの取り付けフランジを一体化したハブユニット軸受。予圧荷重設定済みで組み付けが容易です。

内・外輪フランジ付き複列アンギュラ玉軸受(従動輪用)

軸受内輪とホイールを取り付けるハブ、外輪と車体への取り付けフランジを一体化したハブユニット軸受。ABS用センサの内蔵が容易なオールインワンタイプです。

内・外輪フランジ付き複列アンギュラ玉軸受(軽自動車用)

軽量化・限界設計仕様を実現した軽自動車専用ハブユニット軸受です。

ハブフランジ形状

FEMを用いて、ハブフランジの形状を最適設計し、応力集中を許容範囲で抑え、軽量化を実現しました。

     


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