次世代のニーズに対応する摩擦材の開発
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
湿式摩擦材はペーパ摩擦材とも呼ばれ、耐熱繊維、摩擦調整材からなる紙と耐熱性のある樹脂を複合した多孔質弾性体を有する材料です。
NSKワーナーでは車両、エンジン、トランスミッション、オイルの進化や今後の電動化に対応するため、新たな素材探索、加工方法開発、構造解析をすることで湿式摩擦材の新たな進化を目指して研究開発に取り組んでいます。
高度な摩擦性能、超高耐熱性を得るために
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

高度な評価・解析技術を駆使し、ミクロな世界のコントロールに挑戦。
新素材、材料特性などマクロな研究に加え、摩擦材内部の気孔・弾性構造をX線CTなどによりミクロに解析し、摩擦現象の解明に取り組んでいます。
また、摩擦材の内部のミクロな油の流れをコントロールするために、可視化、油流解析などを行ない、耐熱性向上等の可能性を追求しています。