鉱山機械・建設機械

鉱山機械や建設機械が活躍する場所は、山岳地帯や砂漠地帯など、人の営みから遠く離れた採掘現場、時には地下2000mに及ぶこともあります。使用される機械はさまざまで、鉱物を砕く機械から始まり、挽く機械、篩う機械、積む機械、運ぶ機械などが24時間にわたり休まず稼動しています。これらのどの機械が故障しても、採掘現場の生産に大きな影響を与えることになり、加えて、昨今の機械の大型化のために修理することも大変な作業になります。

軸受が使用される環境としては、「重荷重＋衝撃荷重」、「軽荷重＋高速回転」、「重荷重＋低速回転」といった軸受にとっては非常に厳しい条件が多く混在しています。このため、これらの厳しい使用環境に耐えられるタフで耐久性があり、なおかつ信頼性の高い軸受がお客様から渇望されています。

NSKでは、お客様からのこれらニーズにお応えするため、コアテクノロジーである材料技術、潤滑技術、解析技術に最先端な軸受設計技術を融合させ、研究開発に取り組んできました。その結果、これまでの軸受を飛躍的に超えた「長寿命と高許容回転数」を同時に有した軸受の提供が可能となり、過酷な採掘現場での生産性の向上およびメンテナンスコストの削減に貢献しています。また環境保護にも対応すべく、新たな提案も行っています。