社員インタビューNSKで築くキャリア

PROFILE

財務本部 グループ管理部
2015年入社
商学部 商学科卒

工場から海外まで。
同じ財務経理分野でも
常に新しい挑戦をすることができた。

CAREER
STEP

CAREER STEPこれまでのキャリア

  • 入社時工場経理

    福島工場経理チームに配属され、主に原価計算を担当した。工場での勤務によって、ものづくりそのものを知れたことが貴重な経験となった。

  • 入社5年目海外トレーニー

    シンガポールに海外トレーニーとして派遣される。グローバル人材へキャリアアップしていく為に海外法人に出向し、実務を通じて成長する事が出来た。具体的には、ASEAN諸国の実績や予算を取りまとめ、経営層へ報告する資料の作成、シンガポール会社の決算業務を担う。英語力をはじめ、多くの知識・スキルを吸収した。

  • 入社7年目〜本社財務

    シンガポールから帰国後、本社財務本部に配属され現在に至る。連結決算、開示業務を担当。深く広い連結決算の世界を理解するため、知識のインプットを欠かさず業務に取り組む。

THE BEGINNING OF A CAREER入社当時

チャレンジできる幅の広さが
NSKの魅力。

大学では管理会計を専攻し、ゼミの一環で工場を見学した際に、ものづくりの現場である工場に興味を覚えました。その経験から、就活ではメーカーを志望しました。特に、普段目にしなくても、社会や生活を縁の下の力持ち的存在として支える、部品メーカーに魅力を感じていました。そうした中で出会ったのがNSK。話を聞く中で惹かれたのが、NSKのチャレンジできる幅の広さです。1つの仕事を極めるのではなく、多様な経験を積みたいと思っていた私にとって非常に魅力的でした。
入社後は、福島工場経理チームに配属され、主に原価計算を担当していました。製品の製造過程では、材料などの調達費や加工費、人件費、設備の減価償却費など様々な費用が発生します。これらの製造にかかった費用を計算し、製造原価を計算するのが原価計算です。これによって、理想とする原価と実際の原価を比較し、コストダウンや工程効率化など生産性向上に向けた取り組みが可能となります。たとえば、人件費や損金の上昇傾向が見られた場合、関連部署に対してデータを元に状況を説明、理解・納得を得た上で改善に向けたアクションを取ってもらうなど、いわば牽制機能の役割を担っていました。福島工場には4年半勤務。原価計算を通じて、工場の現状を把握し自社製品を知り、さらに現場の生産プロセスや課題等を理解したことで、ものづくりの基礎・原点を学ぶことができたという実感があります。福島という土地に縁がなく最初は不安でしたが、そういった私生活の悩みについても、心配し相談に乗ってくれる先輩方がたくさんいました。周囲の人の温かさに触れることもでき、率直に楽しかった時間だったと感じています。

SKILLNSKで得たスキル・知識

海外トレーニーを経験したことで、幅広い視点を得られた。

次に異動となったのが、シンガポール。海外トレーニーとしての派遣でした。シンガポールはASEAN諸国を統括するヘッドクォーターであり、私は各地域の実績と予算を取りまとめて、経営層に説明・報告する資料作成およびシンガポール単体会社の決算業務を担いました。ここで実感したのは、国内工場業務と比べて仕事の次元が異なったこと。各国の会社ごとにある事情を配慮し、自分もそれを深く理解する必要がありましたし、多角的にそれぞれの会社を把握しなければ、適切な説明・報告はできません。ここで、実績や予算などの数字をマクロ的に見る視点を養うことができたと感じています。
シンガポールで得たスキルとして大きかったのは、英語力はもちろん、「とにかくトライしてみよう」という前向きなマインド・考え方です。海外という日常と異なる場で生活したからこそ、得られたマインドだと思っています。他にもASEAN諸国との人脈形成、現地ならではの多彩な情報を獲得できたこともあり、私にとってシンガポールでの経験は、大きな成長につながりました。

FUTURE今後
やりたい仕事

工場、海外、本社。
すべての経験で新しい発見と出会いがあった。

現在は、本社財務本部に異動し、主に月次連結結算、開示業務を担当しています。NSKは全世界で事業を展開しているので、親会社だけでなく、国内・海外子会社及び関連会社を含めた企業グループ全体を対象とした連結決算が求められます。これらはステークホルダーに向け「連結財務諸表」として開示されるものです。NSKが外部に開示する数字を最後にまとめる仕事であり、自分が扱った数字が世の中に出ることになる為、ミスは許されません。常に責任の大きさを感じつつ緊張感を持って取り組んでいます。連結決算の世界は奥が深く、理解を深めることが、今の私のチャレンジであり、次の成長のステップになると思っています。
これまで、工場、シンガポール(地域本社)、本社と経験してきましたが、同じ財務経理分野と言っても、いずれの経験も新しいことへの挑戦で、常に新しい発見や気付き、そして多くの人との出会いがありました。そのすべてが自分の成長の糧になっていると思います。将来は、財務経理に関することなら私に聞けばなんでもわかると周囲に頼られる存在になることが目標です。 ※組織、役職名称は取材時のものです。